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インダストリアル・ライト&マジック(Industrial Light & Magic)は、アメリカの特殊効果及びVFXのスタジオ。ILM(アイエルエム)もしくはI.L.M.と略されて呼ばれることも多い。ルーカスフィルムに所有されるスタジオ。 == 歴史 == 1975年7月、当時『スター・ウォーズ』を作ろうとしていたジョージ・ルーカスが、今までにない特殊効果を生み出したいと考え、カリフォルニア州、ロサンゼルス郊外のヴァン・ナイスに最初のILMを開設した。 ジョン・ダイクストラを中心としたモーション・コントロール・カメラの開発など一作目の『スター・ウォーズ』のSFX/VFXはここで開発、撮影をした。しかし制作終了後、ギャランティの問題などでダイクストラはルーカスと訣別、同社はそのまま彼のスタジオ「アポジー」に移行した。この社屋は現在はモデル制作、レンタル・スタジオのグラント・マッキューン・デザイン社が使用している。グラント・マッキューンは一作目の『スター・ウォーズ』以来、アポジーを経て、ずっとこの場所で模型を作っている。 1978年、サンフランシスコ郊外のマリンカウンティ、サン・ラファエルにリチャード・エドランド、デニス・ミューレン、フィル・ティペット、ケン・ローストンら残留スタッフを中心に新たなILMを設立。『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』以後、2004年までILMはこのサン・ラファエルのスタジオでSFX/VFXの仕事をした。 ルーカスが1979年に設立したCG/ハードメーカー部門が1986年にピクサーとしてルーカスフィルムから独立した後に、ILMは新たに1987年にCGI部門を設立。以後、CGI、デジタル合成、デジタルリムーバル、モーフィングなどその後のデジタルVFXの研究、開発、発展に大きな貢献した。 1999年にHDRI画像ファイルフォーマット「OpenEXR」を開発し、2003年に公のものとして発表。 2005年にサンフランシスコのレターマン・デジタル・アーツセンターに移転。VFX/CGIの専門のスタジオになり、2009年現在1500人の社員が働いている。 現在、サン・ラファエルの巨大なスタジオは元ILMアナログ製作部門のスタッフによって、カーナー・オプチカル(Kerner Optical)社として活動している。同社はミニチュア制作、アニマトロニクス制作、モーション・コントロール撮影、スタジオのレンタル、3D映画の撮影、2D→3D変換サービス等を行なっている。ちなみにこの社名は、ILM時代に所在を隠すために掲げていた偽の看板の社名をそのまま流用している。 2007年までにアカデミー視覚効果賞を15回受賞。さらにこれとは別に約20のノミネートを受けている。また、22のアカデミー技術賞も受賞している。 所属する(または所属した)主要なメンバーにはジョン・ダイクストラ、デニス・ミューレン、リチャード・エドランド、フィル・ティペット、ケン・ローストン、ジョン・ノール。また、映画監督のデヴィッド・フィンチャーやジョー・ジョンストンも視覚効果マンとしてキャリアを重ねていた。日本人ではマシ・オカ、山口圭二、マットペイントアーティストの上杉裕世らが在籍している。 輝かしい功績の一方、1986年には『ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀』という迷作に関わってしまったことから、第7回ゴールデンラズベリー賞の最低視覚効果賞を受賞。 『スター・ウォーズ』シリーズの他にも、『インディ・ジョーンズ』シリーズ等のスピルバーグ作品や、その他多くの作品の特殊効果/視覚効果を手がけており、近年では『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズや『ハリー・ポッター』シリーズ、『トランスフォーマー』等のVFXも制作している。 2011年に同社初のフルCGアニメーション作品『ランゴ』でアカデミー長編アニメ映画賞を受賞。同年、カナダ・バンクーバーに支社を設立。 2012年10月30日、ウォルト・ディズニー・カンパニーがルーカスフィルムを買収したため、ILMもディズニーの傘下となった。 2014年10月、ロンドンに支社を設立した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「インダストリアル・ライト&マジック」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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